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ムスメミユキ
  • 2012 全日本シクロクロス ジュニア 女子

  • 2012年12月11日火曜日 | カテゴリー:写真等

    富士山とトロイの木馬!

    というわけで

    第18回!全日本シクロクロス選手権大会!2012!

    に行ってきました。
    今年の全日本シクロクロスの舞台は富士山のふもとにある牧場地帯
    朝霧高原ふもとっぱらというところで行なわれました。
    ふもとっぱらというのが地名なのか俗称なのかは現在調査中ですが
    「っぱら」というだけあって文字通り草原平原に設営されたコースでの日本一決定戦。
    舞台に不足はねえ日本一の山のふもとで日本一を決めてやろうじゃねえか!と日本の強豪たちが富士山西部に集う。


    「花の湯」の異国情緒あふれるロビー

    ふもとっぱらのふもとにある焼きそばの街富士宮。
    そこの24時間営業のスパランド(宇都宮で言うところの南大門)(宇都宮で言うところのって言われても)
    「花の湯」で一夜を明かしました。今年のジャパンカップでの失敗を生かし1500円ぐらい料金を上乗せして個室を取りました!
    温泉上がりにビールと枝豆と富士宮焼きそばをいただいたりして、
    ジャパンカップではできなかった「温泉施設で非常にゆっくりする。無意味なぐらいゆっくりする。」ができてたいへんよかった。
    普通の温泉で部屋をとってゆっくりするのとは違う、独特の雰囲気がありますね、スパランドというのは、
    しかも温泉にはあの「死海」と同じ塩分濃度だというお風呂があって、
    ほう、それはどんなもんであろう、一回あのプカプカしてみたかったんだよね、プカプカしながら新聞とか読むやつ。。。
    とおそるおそる足を湯船につけてそろりそろりとその湯に身をゆだねようとしたその時
    お尻がお湯に使った瞬間激痛が走る。
    人がいるので声には出せないものの、心の中でギャヒーと叫んだのであった。
    決して「ぢ」とかそういうものではなくてですね、それまでに他の岩っぽいのでできた湯船に入っていましたから、
    ふやけた皮膚がささくれていたというか、若干傷ついていたのではないかと思います。
    そこに塩がしみて、「傷口に塩を塗る」という慣用句を身をもって感じながらも「せっかくだから」と痛みに耐えプカプカしてみる。
    おおー確かにプカプカする。すごいする。
    僕は実際海で浮けたことがないのですが(小さい頃に溺れた記憶が消えることなく、水を信用できないからかもしれません)
    ここでは浮けた、確かにすごいプカプカする。仰向けになって身体が半分ぐらい出るぐらいプカプカする。
    しかしプカプカしながら考えていると
    この体勢で新聞を読もうとすると相当疲れるな。。。安定しているというわけではない、少し気を抜けば横転してしまうかもしれん、この水が目に入ったら相当つらいだろう、間違えて飲んでしまっても悲惨だ、地上で読めばいいわけだし新聞は。。。そもそも新聞をもって沖に出るというのがかっこいいとはいえないのではないか、読まんよこんな風に新聞は。。。という結論に達したっていう話誰が興味あるねん



    決戦当日の朝は富士宮は気温0度、朝風呂を華麗に決めて(露天風呂は寒すぎていくテンションになれなかった)
    そしてそこから標高にして300mか400m登ったふもとっぱらの気温はマイナス5度、はい!
    寒い、身を切るような冷たい風、ああーあったかいカップヌードルがおいしい、
    朝日に霞む富士山を見ながらのカップヌードルカレーは最高ですね、



    そんな寒い中、この日のオープニングレースとなりますのはアンダー17でしたっけこれは。。。のレースや



    CL2(女子下位カテゴリー)のレースなどが行なわれている中コースをざっと見回ったら、
    「なにもなさ」に驚愕したのだった!
    文字通り平原にテープを貼ってコースにしているだけ!
    富士山があるだけ!


    全日本と言いますとご存知日本チャンピオンジャージがかかっておりますレース、
    それの一番目、「2012-2013日本チャンピオンジャージ1枚目」をかけた戦いがこのジュニア(17,18歳男子)カテゴリーだ!
    10人にも満たない少ない人数だが、それらのすべてがこれからの日本シクロクロス界
    もしくはロードレースやMTBとかを引っ張っていく存在となるであろうという才能の集まりである件!



    このカテゴリーといいますとやはりロードレースのほうでも力をつけていらっしゃる横山航太選手(一番前)が最有力候補かといったところ、
    奥の山田誉史輝選手もこの前のマイアミではジュニアカテゴリーで勝ったものの
    「横山とかゆうすごい速いのがいるからなあ」と表彰台で愚痴ったほどである、
    手前には今年がジュニアデビュー戦、最近体重を気にしているリンゴロードのぼこん1号岡野選手。
    脚の感じを横山さんとかと比べてはいけない!



    スタートしてガーッといってグネグネしてウネッとしてからやってきた最初のシケイン
    先頭はこの2人での争いとなったかといった感じぃ。
    緑の生命体には触れない。
    このシケインが事実上今日のコースの唯一の降車区間。
    他は泥も砂も階段も傾斜もほとんどないただただ草原を踏んでいくだけのコースだ!



    なんにもない平原なのでコースは一望できるが、逆にいうとどこで見ても一緒だよね。。。
    本当に富士山がある以外は何もないよね。。。「なにもないねえ」が挨拶代わりになるコース
    しかし、だからこそだましのきかない難しいコース、
    低速高速両方のコーナーが数多く存在し、そのひとつひとつでのラインどり、脱出速度がそのままタイムに反映され
    一瞬のわずかな判断ミス、トラブルが蓄積し続け、レース終了まで付きまとう、休みどころのないこのコース、
    まるでナイフのエッジを行くような繊細で強靭な精神力と戦略、体力━━━心技体すべてが試される、
    ある意味で「真のシクロクロッサ〜」を選び出すには最高のコースなのかもしれないッ!!!
    しかし見ているぶんにはもうちょっとさあ
    泥とかさあ担ぎをさあ見たかったわよねえ。。。
    やはりシクロクロスというと「そこ乗っていくか〜」とか言いたいじゃないですか、
    シクロクロスなので。。。



    2人で行くのかと思いきや



    コーナーでズリッといった山田選手、ほらさっき言ったのに!
    それで開いた差がこれぐらいです。
    そしてそのまま実直に堅実なジャージと走りで横山選手の独走がはじまる。



    3位を単独で走る中井 唯晶選手。
    今年からC1、男子エリートカテゴリーで走る中井路雅選手の弟らしい。
    なんも見えん。富士山しか見えん。


    祭り実施中!

    レース終盤にバイクを交換する横山選手、「ギアとブレーキ!」と叫びながら行くが
    行った後「何がじゃ」としげしげとバイクを見つめる二人。
    レース後のブログには丁寧に丁寧に行ったと書いていたが一回飛び乗るのをミスったのを僕は見逃さなかった。



    カテゴリーレース設立から沢田時選手が2連覇していったこのジュニアカテゴリー
    次の勝者は去年その沢田時に勝利を譲った横山選手となりました。
    エリートのペースを意識して走ったという彼、
    実際にペースはエリートよりも速かったというから、来年からエリートカテゴリーになる彼、どうなりますことやら。。。



    ジュニア表彰台の背中



    そして表彰台で渡されたジャージを来て一通りインタビューなどを受けた後
    最後の写真撮影の時間だーとなったらちょっと待ってくれと役員さん
    どうもエリート用のジャージとジュニア用のジャージを間違えたという、
    エリートチャンピオンジャージを来ていた横山選手は

    「どうせ獲るんだろう!そのままでいいだろう!」

    などと茶化されながら脱ぐ。。。



    そしてその後はマスターズのレースがあって



    終わったので次の女子のレースまで休憩しようと
    事実上唯一の屋台であるところのブチョーコーヒーでコーヒーをいただきます。
    実はマスターズのレースではこの店の人である筧選手が勝ったのですが
    その彼が息を荒げてやってきて、」店の中にいた我が子?に

    「表彰台行くぞーーーッ一緒に乗ろうッツ!」
    「やだ」
    「なんでだよーーーッ行こうよーーーッ」
    「やだ!!!」
    「ちくしょーーーッひとりで行ってくるよおーーーーッ」


    などという親子?の攻防を見て
    ああよかったよかった。。。とのんびりしていたらみんながコースのほうに行くので
    アレエ女子のレースって12時からでしょう、1時間後でしょう、などと思っていたら
    がらぱさんの「女子スタート5分前」の場内実況の音声が、

    ああーありがたい、場内実況はありがたいなあ。。。

    ブチョーコーヒー買ったのに。。。そんなに飲まずに冷めてしまうごめんなさい



    スタート!!!

    アアー間に合った間に合った。。。



    レーススタート
    8連覇がかかる豊岡英子選手がまずは先頭に出る。
    マイアミ(滋賀)で痛めた脚はどうであろうかといったところ。



    こんにゃろその連覇をどうにかとめてやるぞ
    といった感じの去年の2位3位、宮内選手と福本選手。



    そこに全日本初レース坂口聖香選手も加わり先頭集団は4人に。
    「ここはひとつ豊岡のやつに先頭を引かせて消耗させつつ、出し抜いてやる機会をうかがいましょう」などと狡いことは考えず
    集団の前に出てペースを作り積極的に存在感を示す福本選手。
    今年の関西シクロクロスマキノステージでは豊岡選手にわずか12秒遅れでの2位、似た性質のこのコースでも期待がかかる。



    「だまってなさい」と先頭に出返すあたり女の意地と言ったところ、



    「では今度は私が」と先頭に出る宮内選手。
    女王豊岡英子にただでは勝たないというご両人の心意気あっぱれである。
    ここは「唯一シクロクロスのエクストリームな雰囲気を感じる気がする」場所である「グワッとさがるところ」である。
    グワッとさがる重力でタイヤがべっこりとへこんでいる。
    カーボンホイールとかなら割れるのではないかと僕なら降りていくであろう。



    「うるさい!」と前に出る豊岡選手。

    いいね!



    3人の女の確執から一人遅れるまだ若い坂口選手。。。



    ナイフのエッジを行くようなこのコース(この言い回し気に入ったらしい)で
    この一進一退の攻防。
    どうなんですか、
    このままある程度進んで、やはり豊岡選手が圧倒的な強さでねじ伏せるのであろうか、
    いやどうか、宮内選手もよさそうですぞ、などといっていたら宮内選手がペースを上げ始める。
    それについていけない福本選手!



    草原にテープを貼っただけの今日のコースで難しいところ、
    それは各所に用意されたグネグネウネウネゾーン、速く前に行きたいのに細かいウネウネ、
    ここをいかに速度を殺さずきれいなラインでいくのか、話はそれだけではない。



    ズリーッ

    細かい粒子で密度の高いこのふもとっぱらの土、霜や雪などで少し水分を含んでいて、
    意外とそれがツルッと行くらしい、何度も「そこで滑っちゃうか」というシーンを見た。
    ナイフのエッジを行くようなこのコース、転倒は致命的である。



    ナイフのエッジを行くようなこのコースでの2人だけ、タイマン勝負

    最終周回

    いつもの豊岡選手ならもう行ってるだろう?行くならもう行ってるはずだ、
    行かないのであればやはりきびしいのかもしれん、このレースどうなります!
    と周囲がわざわざし始めた時

    あっ

    と会場を大きなどよめきが包む



    豊岡選手が降りとる!
    どうもイン側の木の杭にペダルが引っかかって失速したように見えた、イン側によりすぎた、
    あせってしまったか女王、その女王をあせらせた宮内選手、



    ムウッ



    どよどよ。。。
    先頭に出てここぞとばかりに前を目指す宮内選手、その勝負の結末にどよどよとざわめく観客、



    このあたりは地元だという宮内選手とそのチーム、
    他のどのレース会場よりも大きな宮内選手への応援

    「宮内行けーーーーオラーーーー」
    「踏めコラ!」

    「宮内おう!!!!」
    「さきちゃーん」

    といった熱い応援が聞かれた。
    最後の力を振り絞って勝利へ向かってペダルを踏み込む宮内選手。



    トラブルで遅れたのは5秒から10秒といったところ、
    差をつめられるか、これまで大差で1位になってきた豊岡選手ならいけるのではないか
    と思っても差は広がっていくのであった。
    決まった!



    残り300mぐらい、人がいないところから顔に笑みが浮かぶ宮内選手
    去年の全日本では2位になって悔し涙を流した宮内選手。
    それが勝ったらどうなるんであろう、嗚咽して降りて歩いていくのではないか、いいね!
    それもいいね!と思っていたら



    はじけんばかりの笑顔でのゴールであった。
    背景には遠くからコーススタッフがこちらにガッツポーズしているのが見える。
    このあたりが地元の宮内選手、そのチームクラブビエントの知り合いかも知れぬ、いいね!
    会場の駐車場までの道はどうしてもあんな悪路以外になかったのかと釈然としない部分もあったが
    許そう!宮内選手に免じて許そう!



    「うわおこんなにカメラが来たのは初めて」と興奮する宮内選手
    アーサーのバイクでお送りしています。
    うええーんと泣くに違いない、うれし泣くに違いないと思っていたら
    もう終始笑顔、笑顔笑顔笑顔であった、



    \アーサーです/



    去年には男子の辻浦選手の連覇が終わり
    そして今年は女子で豊岡選手の連覇が終わり
    次の時代に進み始めるシクロクロス、





    土曜日にはふもとっぱらの南にある白糸の滝に行ってきました。
    日本の滝百選に入っておる滝ですが、普通ならあの滝つぼの下までいけるはずですが!
    今は世界文化遺産登録へ向けた整備工事のため平成25年まで通行止めだという。フーン

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