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ムスメミユキ
  • ファスナークレイズ

  • 2014年11月27日木曜日 | カテゴリー:


    いよいよ今年もあと一ヵ月、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
    描くだけ描いてアップするタイミングを失い、今に至る絵たちを振り返っていると、今年、2014年の僕は、ファスナーに対して異常な執着心を持っていたように思います。
    もちろん、元来僕は生まれてこの方ファスナーというものに強く惹かれていて、「ミユキはファスナーを持って生まれてきた」などと揶揄されるほどですが、今年の僕はいつにもましてファスナーを描いています。
    上の絵はまさにファスナーが主人公であり、この絵の着想点は「ファスナー描きたい」であったことを覚えています。
    「でもファスナーを描く=後ろ向きでつまらん」という問題点について大胆な解釈がなされています。



    ファスナーを開けました。
    後ろ向きの女性はバレエダンサーでしょうか。
    ファスナーをあけたときのムッと沸き立つ蒸気や匂いを表現したかったのでしょうか、
    もちろん主役はファスナーです。



    こちらもファスナーを描きたくて描いたものです。
    みなさんもよく御存知の通りでファスナー感というものを表現することはとても難しいもので、それを追及するあまり、時に大切なものを見落としてしまうこともあります。「アレこれは」と思われた方も多いかと思いますが、そうです、このファスナーは左側についています。左側のファスナーというものは稀であり、無用な違和感を生んでしまったかもしれないと少し後悔していますが、ないものではないし、僕の知る限りチャイナドレスやアオザイのファスナーは左側(これはその構造によるところが多いでしょうが)が多いこともあったりますし、「実はこの人は左利きであり、あえて右側にファスナーを配置した、オーダーメイドかなんかじゃないか」という背景のストーリーも見えてきて、非常に興味深いものになったのではないかと思います。



    これなんかはもうファスナーにかなりクローズアップしていますね。
    2枚目の絵でお気付きかもしれませんが、これはなんというのか、「服を身体のラインに合わせるための断ち方、その縫い目のライン」あるじゃないですか、僕はあの部分にも非常に強いフェチズムを感じています。
    それというのは、やはり「その内面にあるもの」を「それ」が隠していると同時に、「暗喩的にそれを表現している」という点が魅力的であるからであり、それは突き詰めれば人生、もしくは未来という不可侵で未知なる物への憧れ━━━いわゆるエロスなのではないでしょうか。
    僕にとって今年は(今現在も)将来、過去に対する不安や渇望が強い年でありました。
    その感情が明日への扉━━━ファスナーとして脳内の精神世界に強い地位を築いたのかもしれません。
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