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ムスメミユキ
  • 室内自転車競技ジャパンカップ

  • 2015年10月05日月曜日 | カテゴリー:写真等
    はい
    今年の夏はおとなしく終わり、もうすっかり秋の気配、
    朝晩は肌寒さを感じる昨今ですが皆さんいかがお過ごしですか。
    僕なんかは夜に肌寒さを感じると、あの宇都宮の夜を、
    レースの興奮を心地よく冷やす宇都宮の夜を
    フォイクトに「お前はフォイクトか?」と聞いた夜を体が思い出し
    ワナワナと「アアーいよいよジャパンカップだなあ」、と思うわけですが

    さてそんなこんなで先日、僕なんかは一足早くジャパンカップに
    ジャパンカップに
    行ってきましたけどね。。
    もちろん宇都宮のサイクルロードレースの方じゃありません。
    記者会見とかじゃありません。
    釣りのほうのジャパンカップでもありません。
    ミニ四駆のでもないです。
    競馬でもないです。

    室内自転車競技な!


    JR大阪駅から阪急梅田駅方面へぞろぞろと歩く人々。連休の真ん中のいい時期だ!

    9月21日、シルバーウィーク真っ只中に行なわれた室内自転車競技ジャパンカップ、なんと大都会大阪の中心部、阪急梅田駅から徒歩3分という他に類を見ない好立地!
    駅近でいうとツアーオブジャパンの堺ステージなんかは「駅前」だけど、あそこはいうても田舎というか、これなんかは大阪の大中心部だから、イメージ的にはシクロクロス東京に匹敵する高アクセスであるからして、



    阪急梅田の東っ側、NU茶屋町とかロフトとか毎日放送がある、いわゆるひとつのおしゃれスポットといえようか、そこから一本はずれた場所にある、一筋違うとこうも活気が違うものかとエキゾチックさを感じさせる街並み、そんな通りにある「梅田東コミュニティ会館」というところでジャパンカップが開催されているんや!
    この向かいでは大阪産業大学のキャンパスが建築中だった。



    バアアアン

    全部埋まっても50人ぐらいしか見れないこの広さ!

    僕なんかは正直、今回の初観戦に際して、サイクルサッカーやサイクルフィギュアについては「なぜ自転車でする必要があるのか」という、うがったな目を持って見に行ったことをここに記さなければならないでしょう!
    これらはたとえば「車椅子バスケ」などとは違って「別に自転車でやらなくてもいい人たちがかなり確立されているスポーツをわざわざ自転車でやる」わけ。。そこになにかサッカーやフィギュアを越える魅力があるのか━━━。


    サイクルサッカーな!
    見ての通り2対2、前後半7分ハーフで行なわれる試合形式。ユニフォームも自転車というよりはサッカーを思わせる雰囲気だ。
    (大丈夫か)と心配になるほどホイールをぶつけ合う激しい戦い、ゴール前のペナルティエリア内では手を使ってもいい。
    落車などで足を地面につけたら、自分の陣地の端まで戻らないとプレイに参加できないみたいだ。
    しかし2対2のサイクルサッカー、ひとりでもプレイから欠けると非常に不利なので、落車した選手は「落車した状態でボールに触る」「敵を手でつかむ」などというファールをわざと行なってプレイを止める。そこは暗黙の了解であるらしく、ファール後「すまんす」」「どうどう」などというやり取りがされる。



    ほぼ立ち漕ぎのためと、シュートの時に前輪をひねりやすくするために特異な形状をしたハンドル、ときどき座るサドルはシートチューブから上に向かうのではなく後ろにせり出しているという見慣れぬ形をしているサイクルサッカーの自転車。単純に自転車を改造しただけではなさそうだ。
    タイヤをガンガンぶつけるのが当たり前のサイクルサッカー、やはりタイヤは傷だらけで、ちょっと回してみたらフレフレであった。。



    「工業用?」と思わせるようなこの分厚い固定ギアがサイクルサッカー独特の力強く俊敏な動きを生み出す。
    「その場ターン」や「後ろに動く」「一気にこいでいってスライディング、もしくは後ろ回し蹴りのように後輪で敵に打撃を加える(打撃を加えているわけではないと思う)」などといったアクションを繰り返すためか、タイヤはかなり磨り減っている。使い込んでいるからなのか、一日でこれぐらいになるのか、どうなんでしょうなあ。。



    そんな激しいサイクルサッカーにも関わらず、カーボンっぽいホイールも見られた。大丈夫なのか。ひとりのカーボンホイールは「ガインビイン」といかにも割れてそうな音がしていたが大丈夫なのか。まあ道でスピード出すわけでもないから大丈夫か。
    激しさの割りに華奢なフォークが気になる。


    最前列まで来るほど興味を持ったようだ。

    試合の様子は映像で見てもらったほうが速いだろう!
    ボールを持った選手にひとりが横付けする。サイクルの上でやるわけだから動きの自由度は少ない、ボールの動きを封じるにはそれで十分なのだ、1対1の硬直状態が続き、もうひとりがその周りを回りながらチャンスをうかがうことの繰り返し、その様子はサッカーというよりは剣道や将棋を思わせる。
    そもそもサイクルサッカーとは英語表記にすると「サイクルボール」だという。
    起源をたどれば、馬の上でやるサッカーみたいな競技が御存知「ポロ」だが、その時、馬を持っていなかった人が自転車でポロっぽいことをしたのが始まりだという。フーン



    お昼は近くの天丼あさひでいただきました。



    グランフロント大阪にも行きました。



    連休中の大阪には人があふれている。



    そんなところから徒歩数分の会場、
    ジャパンカップ会場に戻ってきたらちょっと観客が増えていた。。
    もっと外で宣伝したらいいのに、看板とか持ったりして。。
    「そもそも観客が来る、来さすことを考えていない」イベントってどうなんだろうか。



    サイクルフィギュア。。前輪上げるところじゃねえわ。。どういうことなのこれ。。合成じゃないのか。合成かもしれない。この状態で前に進んだり後ろに進んだりします。
    僕はこれが生では初見なので「すごい」と感動したものの。。
    サーカスで見るような動きを、質素な衣装で、神妙な表情で淡々とやる。「演技中は静かにしてください」というアナウンスのおかげで、会場には荘厳だが安っぽい音楽が聞こえるだけで、選手が技を決めても拍手もまばら、ひとり体育館を回りながら静かに技を繰り出していく選手の様子には、あのフィギュアスケートのような華やかさはなく、もはや何かの試験を受けているかのようで素っ気ない。
    サイクルフィギュアは英語にすると「アーティスティック・サイクリング」だという。
    それならこの「フィギュアと聞いてすごいとは思うけど何か漠然としたモヤッと感」もしっくりくる。。



    サイクルフィギュアのハンドル。この上で逆立ちしたりする。
    ドロップハンドルを反対につけたわけでもなさそうだ、ハンドル高も微調整しているらしい、



    サイクルフィギュアのサドル。上に立ったりするためか、サドルのつくりは頑丈だ。
    前側についているボルトはなんであろ。。傾きを調整するものであろうか、バランスを設定する重りかもしれん。



    ギアはみなさん24tの様子、後ろも24とかちゃうか。
    サッカーと同じく頑丈そうなチェーンだが、一人の選手が演技中にチェーン切れを起こして転倒していた。切れることあるのかこんなチェーンが。。



    表彰式になると一気に人がいなくなったのは、身内ではない一般客の割合の多さの証明であろうか?せっかくドイツ(来ている外国の方はドイツのみなさんだけ)からお越しになられたのに少し寂しい。
    この裏にある調理室ではおばちゃん達が天ぷらを揚げてたりしていて、匂いが体育館に充満する。。なぜ。。

    そんなこんなの室内自転車競技、近く開催されるのは12月に福岡で行なわれる全日本選手権だ。
    http://www.jfic-japan.com/competition/2015/2015japan-championship.html
    ラーメンと明太子と屋台の博多からそこそこのアクセス、お近くの方はこの機会に行ってみたらどうですか。
    気に入るか気に入らないかを決めるのはYOUたい。
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