河原町駅で縛られる女性
2016年06月13日月曜日 | カテゴリー:絵
つい最近の話なんですけど
わたくし、かねてから気になっていた「ノイズキャンセラー」つきのイヤホンというのを!
ボーズの!いいやつを!買ったんです。
ノイズキャンセルといえばやはり電車です。
意気揚々と電車に乗り込み、ノイズキャンセルするわし。
ムッ音が消えた。。
消えた。。
消えたといえば消えたけど、
するといえばする。。
走行音とか話し声とかけっこうする。。
「完全な無音」を期待していた僕としては、(少々失望したと言わざるを得ない)と首をかしげたのですが、
(ではノイズキャンセルをオフにしたらどうなるのか)とオフにしてみたら、
まるで雑音の壁にバーンとやられたような気持ち、
してた、こいつノイズをかなりキャンセルしていた。
阪急梅田駅のあのー、階段のところとかすごいです。ノイズをキャンセルしたりしなかったりするたびに、
バーンとかドーンとかいう「雑音の波」にのまれる錯覚を起こします。
(おもえば)ミユキは思った。(人の耳とは不思議なものだ)
人の耳は、このような雑音の中から、たとえば人の声や音楽を取捨選択し、聞き分けているのである。
リアルタイムで、それこそ激流のように押し寄せる音という情報の「ほぼすべて」を捨てる脳の処理能力もすごい。
(たいした脳だ。)ミユキは腕を組む。(これは、わしは天才かもしれんのう。)
こんな耳や脳を生まれ持った自分は天才だというのである。
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