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ムスメミユキ
  • 2017全日本シクロクロス 女子エリート

  • 2017年12月11日月曜日 | カテゴリー:2017-2018 シクロクロス

     

    ありがとう南牧村

     

    はい

    というわけで二週間ぶりの野辺山

    はい、二週間前のスーパークロスな方の野辺山は、土曜日にビールを飲みすぎて体調くずして帰ったんで、レースレポートはなかったのですが、

    はい、また野辺山ですか、一周はさんでの野辺山、なんでなんですか、はい、今回の野辺山は

     

    全日本選手権

     

    としての野辺山です!

    すごいですね、寒いですね、寒いなー、寒いなー、と思ったら、フライオーバーが光っていました、

    クリスマス仕様ですね、しかし夜の野辺山は関係者ぐらいしか出歩かないので、この輝きを知るものは少ない。

     

     

    今年の野辺山はここ数年来てるうちで一番きれいな星空で感動したっ

    いつもなら11月の野辺山しか知らないから、12月ということもあるのだろうか、冬に近いほうが空気が澄んでるのかもしれない。

    近くの温泉の帰り、濡れたタオルを振り回したら凍った。テレビで見たことある!

    いやー、本当に凍るんだなあタオル、寒い。。

     

     

    翌日数々のドラマを生んだ林区間からの星空

     

     

    八ヶ岳に日が昇る

    明け方、薄暗い青空に、ピンクのハイライトが浮かび上がる。

    地平線の向こうから反対側にそびえる八ヶ岳を太陽の光が濡らすようにして照らしていく

    やがて全体がピンク色になり、そしてそれが白くなってくると、野辺山のレースの始まりだ。

     

     

    午前にジュニアやアンダー23のレースを終え、男女エリートが始まる午後には積もった雪も溶け始める。

    前日は一日中、外で呑んでいたのだが(またか)飲み水としておいていた水が凍っていくぐらいの寒さ。

    しかし翌日、日曜日はかなり温かい。

    (死んでしまうんじゃないかなあ)

    という寒さを覚悟して来た身としては、もはや小春日和。

    この展開がレースにどう影響するのか━━━。

     

     

    前々チャンピオン宮内選手、

    ディフェンディングチャンピオン坂口選手、

    何でもほしがる與那嶺選手、

    下馬評一番人気の今井選手━━━。

    スタートラインに緊張感が満ち満ちる。

     

     

    スタートゥン

     

    先ほどのスタート地点からバッと左に90度コーナー、

    そこからちょっと行ってグイッとターンして

    バーッと草原区間に右コーナーでこのホームストレート、

    まず先頭を取るのは坂口選手。

    「どこに行っていたのか聖香」と今季は先週の関西シクロクロス美山で勝ったのみで、シクロクロス2戦目として全日本、

    「しかしやはり聖香なのか」というスタートに周囲も色めき立つ。

     

     

    女子は28人出走でいいですね、

     

     

    ここ数年のスーパーな方の野辺山では使われなかった「向こうのほう」までが今回の野辺山全日本では使われました。

    スタートしてぐんぐん踏んで、ぐんぐん登っていく。。観客はほぼいない、精神と時の坂だ。

     

     

    1周目の中盤、このレースを最後まで率いることになる3人パックができあがる。
    今井、與那嶺、坂口━━━。

    下馬評どおりの3人、誰が仕掛けるか、

     

     

    この3人の後ろは少しづつフェードアウトしていく。。

     

     

    協力して先頭集団を組んでいるのかしら?というと、そうでもなさそうだ。

    コーナーではインにねじ込んだりして「少しでも前に」と常に機会をうかがっている様子だ。

    まさにひとつのミスが致命的となる、

    ナイフのエッヂの上を行くようなレースであるっ

     

     

    お前が前で

     

     

    俺が前で

     

    写真は男子の時のもの

     

    雪は溶け、泥となるかと思われたが、レコードラインは踏み固められ、「そこまでではない」泥であった。

    しかし油断すると下の氷か、粘土質の土か、「ツルッ」といってしまう、油断できないレコードラインだ。

    まさにナイフのエッヂの上を行くようなレースである。

     

     

    ナイフのエッヂの上を行くようなコースといえば終日スリップが多かったのがこの林区間だ。

    妙なところにある段差や、木の根が滑るのであろう。

    與那嶺選手がコーナーでふらついたりして失速するが、地足はあるのですぐに立て直す。

    他のふたり、特に今井選手━━━にはなかなか抜きどころがないレースだ。

    抜いたとしてもすぐに追いついてくる與那嶺、この3人の中心は與那嶺選手であったのではないか。

     

     

    あっ全日本のフライオーバーは階段じゃなくなりました!

     

     

    女子のレースは正直この3人しか見てなかったですそこは本当にごめん。。

    だってよう!

    まさかこんな最初から最後まで3人で行くとは思わないじゃないですか、こんな接戦あんまりないじゃないですか、

    しかも全日本じゃないですか!

    やっぱり「その瞬間」を見たい僕からすると、やっぱり余所見なんてできないじゃないですか。

    ちょっと離れたりを繰り返しても、わかっててもなかなか離れられない、結局3人パックのまま最終周回へ━━━。

     

     

    今井か

     

     

    與那嶺か

     

     

    坂口なのか!

     

    おい!

     

     

    最後のフライオーバーっ

    あっ

    與那嶺選手が3人から脱落っ

    その時レースが動いた━━━。

    下り坂で肩を入れる坂口選手、えげついで、

     

     

    フライオーバーの直後の段差、乗って行く人と安全に降りていく人が分かれる段差なのだが、

    坂口選手は降り、

    今井選手は乗って行くんやで。。

     

     

    降りたということは「乗ってから漕ぎ出すまで」のタイムラグがある

    もちろん最小限にそのロスはとどめようとはするが、

    しかし事実として!脚が地面から離れ、駆動がタイヤに伝わってない時間があるのだよワトソン君!

     

     

    「行くならここしかねえと思っていた」と今井選手。一気に加速し、前に出る。

     

     

    前に出たものの、そのまま差を広げるには至らない今井選手と坂口選手。

    「いや」

    「しかしスプリントなら。。」

    とミユキさんは思った。

    「スプリントならロードレース最前線歴が長い坂口選手のほうが」

    乳酸で熱くにごった思考回路の中で、彼女もそう思ったかもしれない、

     

     

    最終コーナーを曲がりきるっ

    「もはやいらぬ駆け引きは無用」

    と全力で突き進むのみの今井選手っ

     

     

    右へっ

    右からかける坂口っ

    右でよかったのか、

    草が残る右よりもレコードラインの左のほうがよかったのでは、

    いや左のほうがむしろ滑ったのかもしれない、

    少なくともこのとき坂口選手は右に行った

     

     

    フンギャー

    行く坂口、

    ただただ踏み込む今井、

    後ろから差す坂口、

    やれんのか!

     

     

    おうおう!

     

    くっ。。

     

    いいね。。!

     

     

    わからん。。!

     

    僅差。。!

     

    ここからではわからんかった。。!!

     

     

    倒れこむ今井選手、うずくまる坂口選手

     

     

    今井選手だったー!

    学校の先生、その温和な表情の奥には勝負師としての潔さがある。

    生徒の進路などもかなりバッと決めるのに違いありません、たぶんケンカは両成敗でしょう。

    奥には涙する坂口選手の姿も見える。

    勝つ人、負ける人━━━。

     

     

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