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ムスメミユキ
  • 2017全日本シクロクロス 男子エリート

  • 2017年12月11日月曜日 | カテゴリー:自転車レース

     

    はい

    おっしゃるとおりでいよいよ男子エリートが始まります!

    時刻にして14時、野辺山では気温が下がり始めます。最高気温が2,3度の野辺山、ちょっと下がると氷点下です。

    凍るのか、コースは凍るのか。風も出てきました。

     

     

    寒くなって大雪が降ればいいのに横山航太、

    ディフェンディングチャンピオン沢田時、

    そろそろ俺だろ小坂光、

    今年の公平はいいと言われ続けて数年、前田公平

     

     

    スタートゥン

     

    次の観戦スポットへ走れっ

    その過程にあるのがグルメスポットです。

    スーパーな方の野辺山ほどとまでは行かないものの、この全日本にもちゃんとしたとこが来ていました。

    ブチョーコーヒー、エスキーナ、奥の屋根の下には地元商工会のお店が並ぶ。

     

     

    骨付きフランクフルト。。ジューシーなその食感、ビールにあう。。2日で3本食べました。

     

     

    きしめん(画像は土曜日)(日曜日はカレーきしめん)(ブチョーコーヒー提供)

    寒さに沁みる温かさです。。

     

     

    「おいしってるかマリオが車買ったそうだ」

    「10円傷つけてやろう」

    と言われながらエスキーナのキーマカレー(画像は土曜日)

     

     

    そんなことはいいんだよ!

    シクロクロスはスタートが大事です!

    スタート、1周目の順位そのままでゴールすることもザラなんですから、

    シクロクロス教本には「スタートはスプリントである」という表現があるが、

    僕からいわせるとスタートはいわば公式予選であるっ

    スタートして少し行ったグネグネ区間を越えて出てきたのは、小坂先頭に前田沢田竹之内、その後方はすでに差が開き始めた。

     

    画像はアンダー23

     

    「あんなところまでいけたのか」というところまでまわらされる全日本野辺山のコース。

     

     

    ムム

     

     

    いくのか、このまま小坂が逃げ切るか、行かなかった。

    この全日本、男女とも「最後までわからない」レースであったという。

     

    画像は午前

     

    奥地にある溝

    幅にして1mぐらいであろうか。

     

     

    上位の選手らはそこを飛んでいきます。

    不思議ですね。

     

    画像はアンダー23

     

    その様子がものめずらしいと観客も集まりがちだが、ここまで来ると「1周回あたりここの1回」しか見れない。

    コースが入れ違う「下のほう」と比べれば「損した」感が強いので、集客力はいまいちだ。

     

     

    この3人で行くのかと思いきや

     

     

    小坂前田が前に出て、沢田選手が遅れ始める。

    その後ろから前をうかがうのは一度は遅れていくのかと思った横山選手

     

     

    竹之内選手は緩やかに最前線からフェードアウト

     

     

    気温は低いがふたりの戦いは熱いんやで

     

     

    そのような定型文をつぶやいていると後ろから静かに忍び寄るのは横山選手だ

     

     

    合流すると、先頭に出る横山選手。

    男子も三つ巴という今年の全日本シクロクロスである!

     

     

    小坂選手が林区間でこけてタイムロス、先頭はふたりになるものの

     

     

    「だいじょうぶや、まだあわてる時間やない」

     

     

    「スプリントかいな」というぐらいにペースを上げて二人を揺さぶる横山選手。。

    それについていこうとする前田選手

    「まだや、あれはブラフやで。まだあわてる時間やないんやで」

    と小坂選手。

     

     

    横山選手のアタックに動揺したのか、前田選手が先頭集団から離脱━━━。

     

     

    ちょっとがんばれば行けそうなこの距離なのに、別の世界のように遠くに感じるんやろうなあ。

     

     

    言うてたら!ほら!

    横山選手がスリップ、

     

     

    そのロスが致命的となった。

    落ち着いて、冷静に小坂選手が前に出る、このわずかな距離、時間にして数秒を捕らえられるか横山航太、

     

     

    レース後半には気温も下がり、コースが再び凍り始めていたという。。

     

     

    逆に言えば!

    小坂選手がちょっとスリップしようものならコロッと変わる程度の差である。

    最後にゴールラインを超えるまで勝負はわからない、

    応援団や、小坂選手のこれまでを知るシクロクロスファンの声援が小坂選手を包む。

    応援は励みか、プレッシャーか。

    一度のミスが命取り、まさにナイフのエッヂを行くようなレースやで。。

     

     

    最終周回の林区間━━━。

    冷静に、やわらかく、腫れ物を触るようにコーナーをトレースする。

    すぐ後ろ、画面中央には横山選手の息遣いも聞こえる━━━。

     

     

    最後の最後、最終コーナーへ。。

    「最後の手段は舗装路でがんばって追いつくことだったが」と後にブログに書いた横山選手。

    舗装路は短く、体力も限界であった。。

     

     

     

     

     

     

    やっと小坂、

    やっと小坂光選手が勝ちました。

     

     

    その後ろからは3位争いのスプリント

    土曜日の試走もいつも一緒に走っていた二人

    仲良しスプリントと評される。

     

     

    仲良しスプリントと評されるものの。

    その実、ゴール後にはふたりとも涙していたという。

    行けそうだったふたり、逃した全日本チャンピオンジャージは大きい。

     

     

    ゴール後へたりこむ小坂光選手

    すごいメディアの数だ、一体どこでこんなに報道されるというのだろうか、テレビ局はどこだ

    そうこう言っていると同じくレースに出ていた父、小坂正則選手がゴールしてくる。

    息子に駆け寄る父。

     

     

    父の肩に顔をうずめ涙する息子

    「オウフッ」

    これを見たミユキさんは嗚咽し、涙を隠すようにその辺を行くあてもなくウロウロしたという。

    小坂正則選手は息子が勝ったと知った瞬間、レース中にガッツポーズしていたという噂話を聞きました。

    僕も親孝行したい。。

     

     

    野辺山の表彰台は牧草。。

    女子の表彰式のとき、1位の端っこの方を與那嶺選手が間違えてくずしました。

     

     

    父の背中越しの息子。。

    表彰台の真ん中で

    「勝ったぜ親父」と息子。

    親孝行したい。。

     

     

     

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